社長秘書室課長
礼儀長(れいぎちょう)
礼儀長:愛知県出身、名古屋市在住。 「年上や目上の人に対し、敬意をもって接する事を信念に、礼儀を重んじて、敬語を追求してます。」
シーン別敬語

「ぜひご一緒させていただきます」会社の飲み会・食事の席での敬語フレーズ13選

歓送迎会に忘年会、懇親会や親睦会に慰労会などなど名を変え、会社に勤めていると職場での飲み会が年に何回もありますよね。

飲み会の費用が会社負担だろうと、実費だろうと、終業時間外のプライベートな時間であったとしても、目上の人に対しては失礼のないよう配慮し、相手を立てなければなりません。

会社での飲みの席は友人との飲み会ではありませんので、気を抜かず敬語を使って会食を楽しめると良いですね。

上司や目上の人との会食

①誘われて同行するときのフレーズ

上司や先輩からお誘いを受けたときの同行の意思を伝えるフレーズです。

  • はい、喜んでお供いたします。
  • ぜひご一緒させていただきます。
「喜んでお供いたします」のように自分からすすんで参加するという意思を見せるのが礼儀です。「いいですよ」だと、誘われたから参加するというような消極的な印象を与えかねません。

②お酒や食事の席での会話

上司や先輩が選んでくれたお店です。失礼のないよう、相手を立てましょう。

  • 部長は、このお店をよく利用されるんですか?
  • このお店をよくご利用なさるんですか?
  • すてきな内装ですね。

上司や先輩の行きつけのお店であればお店の内装、雰囲気、接客、料理など褒めましょう。褒めて嫌な気になる人はいません。相手も喜び、その後の会話もはずむことでしょう。

③料理をすすめられたとき

上司や目上の人に料理をすすめられたときのフレーズです。

  • 恐れ入ります。
  • それでは、いただきます。
  • 恐れ入ります。では、いただきます。

④お酒が苦手だと申し出るとき

  • すみません。わたし、下戸なんです。
  • 不調法で、申しわけありません。
  • それでは一杯だけ、いただきます。

お酒のたしなみがないことをへりくだって伝える言葉が「不調法」です。謙ってつかう言葉なので、目上の方に対しては使えません。お酒が飲めない体質であれば、「下戸」であることを伝えましょう。体質的な事なので、自分意外に使うのは差別的な印象を持たれるので控えましょう。

⑤お酒を飲みたくないとき

ダイエットや体質改善また何らかの理由でお酒が飲めないとき、または飲みたくないときに使うフレーズです。このフレーズを伝えれば、それ以上お酒を勧められることはありません。失礼のないよう、申し訳ない気持ちを伝えた上で、使いましょう。

  • この後、車の運転がありますので、お酒は控えさせていただきます。
  • 週末に人間ドックがありますので、アルコール類を控えております。

⑥帰りたいとき、解散を促すフレーズ

会社の飲み会や年長者の多い飲み会など、終了時間になったのに誰も帰ろうとしないで、帰るタイミングを逃したときに使うフレーズです。

前振りフレーズ

  • (時計をみて)もうこんな時間でしたか。
  • すっかり長居をしてしまいました。
  • 楽しい時間が過ぎるのは早いものです。

解散を促すフレーズ

  • お話は尽きませんが、そろそろお時間ですので。
  • お名残惜しいですが、そろそろお時間ですので。

「お話は尽きませんが」というフレーズはまだまだ話をしたい、名残惜しさが伝わります。また「お名残惜しいですが」は相手と離れるのを惜しみ、別れがたいと感じる気持ちを伝えることができる品のあるフレーズです。

礼儀長アドバイス

礼儀長
礼儀長
お酒の席では会話が弾み、時間が経つのも早く、帰りが遅くなることもあるでしょう。気分の良くなっている上司や先輩は帰りの事など考えず、いつまでも飲んでしまいがちです。帰宅しなければならない時間に近づいてきたら、解散を促すよう自分から申し出ましょう。

食事のお礼のひとこと

ご馳走になったときは、感謝の気持ちを言葉で十分に表現しましょう。

⑦相手が支払うと言ったとき

上司や先輩にご馳走すると言われたときのフレーズです。

  • それでは、お言葉にあまえさせていただきます。
  • ありがとうございます。
  • いつもありがとうございます。

ご馳走になったら会計後に「ありがとうございます」と感謝の言葉を伝えましょう。ご馳走になるとき即座に述べるのではなく、一度は辞退して支払う姿勢を見せるのが礼儀です。そしてもう一度相手が支払うと言われたら、丁寧にお礼を言い、相手に失礼のないよう好意を受け取りましょう。いずれにせよ、支払は目上の判断に委ねる姿勢が大切です。

礼儀長アドバイス

礼儀長
礼儀長
普段からご馳走になっているときは、「いつもご馳走になっておりますので、ここは私に支払わせてください」と申し出るのも良いでしょう。ちょっとしたランチやコーヒーブレイクの時が金銭的に負担も軽く、相手への思いやりも伝わることでしょう。

⑧ご馳走になったときのお礼

ご馳走してくれた方への一般的なフレーズです。
  • ごちそうさまでした。
  • とてもおいしくいただきました。
  • さくじつはありがとうございました。

翌日、会社で顔をあわせたら再度お礼を述べましょう。

⑨いつもご馳走になる上司へのひとこと

ご馳走してくれた上司に対して失礼のないよう、感謝の気持ちをストレートに届けるとともに、お店のよかった点や料理のよかった点、美味しかった品など具体的にあげて、褒めることもご馳走してくれた上司に対する礼儀です。
  • ご馳走様です。いつもありがとうございます。
  • いつもご馳走になり、ありがとうございます。
  • 大変ご馳走になり、ありがとうございました。
  • 大変おいしくいただきました。ありがとうございました。
  • とてもおいしい料理で、明日からまたがんばれます。

⑩はじめてご馳走になる上司へのひとこと

  • このような食材をはじめて口にいたしました。ありがとうございます。
  • このような高級なレストランに来るのは、はじめてです。
  • とても上品な味付けで、おいしゅうございました。
  • 落ち着いた店で、ゆったりとした気持ちになれました。

⑪地位の高い人からの接待を受けたときのひとこと

  • 身に余るおもてなしをいただき、誠にありがとうございました。

⑫続けて感謝のひとこと

  • 今日は、楽しいひとときをありがとうございました。
  • 貴重なお話をうかがえ、大変ためになりました。
  • 楽しいお話をうかがえ、時間が経つのがあっという間でした。
  • こんなに楽しかったのは、久しぶりです。ありがとうございました。

⑬2軒目の誘いを断るとき

2軒目の誘いを断るときのフレーズです。

  • ぜひお供したいのですが・・・
  • 次回またお誘いください。
礼儀長
礼儀長
やっと1次会が終わったのに、まさかの2次会。目上の方からの熱心な誘いを「わたしは、ここで失礼します」と即座にお断りするのは失礼です。「やむをえず帰宅する」という姿勢を忘れず、気持ちを伝えましょう。

以上、会社の飲み会・食事の席での敬語フレーズでした。

他にも「会社の飲み会、上司や先輩からのお誘い断りフレーズ」をまとめた記事もオススメです。こちらもぜひご検討ください。

礼儀長
礼儀長
最後までブログ見て頂きありがとうございます。「人は変えられません。でも自分は変われます。」 礼儀であなたの品格を磨きましょう!