二重敬語

丁寧に話そうと正しい敬語を使っているつもりが、実は知らずに使っていて、とても恥ずかしいのが二重敬語と言われる、いわゆる間違った敬語表現です。

二重敬語は勉強しないと気付けないので、絶対にここで勉強しておくことをお勧めします。

礼儀長
礼儀長
実はわたしも社会人になってから10年以上気にせず二重敬語を使っていました。

しろくま礼儀長
しろくま礼儀長
それは恥ずかしいな。

礼儀長
礼儀長
敬語ビギナーから、なんとなく敬語を使っていた人まで。ここで覚えれば、大丈夫です。二重敬語について理解することで、正しい敬語表現を覚えましょう。

二重敬語とは

二重敬語とは、ひとつの単語について、同じ種類の敬語を二重に使って、敬語化する誤りの言葉を指します。

しろくま礼儀長
しろくま礼儀長
ひとつの単語を二重に敬語化したからといって、敬意が高まるものではないので注意せよ。

これは敬語が使い慣れていない人や敬語の知識が身についていない人が丁寧に言おうと思うがゆえに使ってしまうものなのです。

誤った二重敬語

秘書
秘書
誤った二重敬語は「敬語」にさ・ら・に「られる・お〜になる」という尊敬語をつけてしまうパターンよ。

間違った敬語 二重敬語表現 正しい敬語
秘書さんがおっしゃられていました 「おっしゃる」&「〜られる」  秘書さんがおっしゃっていました
秘書さんがお越しになられました 「お越しになる」&「〜られる」 秘書さんがお越しになりました
秘書さんがおいでになられました 「おいでになる」&「〜られる」 秘書さんがおいでになりました
秘書さんがお帰りになられました 「帰られる」&「お〜になる」  秘書さんがお帰りになりました
秘書さんがお話しになられました 「お話になる」&「〜られる」  秘書さんがお話しになりました
秘書さんがご覧になられました 「ご覧になる」&「〜られる」  秘書さんがご覧になりました
秘書さんがお立ちになられ 「立たれる」&「お〜になる」  秘書さんがお立ちになる
秘書さんがご希望になられ 「希望される」&「ご〜になる」 秘書さんがご希望になる

秘書
秘書
う〜ん。間違った表現だとしても、言われてわるい気はしないわね。でも二重敬語について知識があると、聞いてて恥ずかしさ満載ね。

許容されている二重敬語

秘書
秘書
中には本当は 間違っているのに、みんなが使っているうちに定着して、許容されている二重敬語もあるのよ。

許容されている二重敬語 二重敬語表現
お召し上がりになる 「召し上がる」&「お〜になる」
お召し上がりください 「召し上がる」&「お〜ください」
お伺いする 「伺う」&「お」

 

礼儀長
礼儀長
二重敬語について学びましたが、勉強した上でみてみると上記の表現はたしかに二重敬語ですね。でも本当によく聞くフレーズです。敬語表現としては問題ないということで理解しました。

よく耳にする分、正しい敬語と勘違いされがちなのが二重敬語です。間違った表現であることをしっかりと認識した上で、正しい敬語表現を使いましょう。