社長秘書室課長
礼儀長(れいぎちょう)
礼儀長:愛知県出身、名古屋市在住。 「年上や目上の人に対し、敬意をもって接する事を信念に、礼儀を重んじて、敬語を追求してます。」
礼儀長のブログ

「年下のタメ口は失礼です」職場のタメ口上司、部下関係なし

年下の年長者に対するタメ口は失礼です。

失礼な行為を受けている方は、多かれ少なかれ気分を害されていることでしょう。

年長者は絶対的な立場

古来より日本では目上の立場の人に対して敬意を払って秩序が保たれてきました。目上の人に対してはその気持ちを敬語で表すことは日本人の礼儀です。

ここ日本では年上は敬われる存在であり、役職・立場・尊敬しているかどうか、に関わらず年上の人は目上にあたります。

尊敬できないと感じられる人であっても、その人の社会的な立場・存在を認めようとすることは、一つの「敬意」の対象です。

 

日本の秩序

「年齢なんて関係ない。俺は年上なんて気にしない。」こんな旁若無人な人ばかりだったら世の中一体どうなるでしょう?

中高生くらいの未成年であれば、礼儀がなく粋がっていれば先輩に絞められますよね。江戸時代だったら言葉遣いひとつとっても無礼を働いた者は最悪処刑されますよね。

秩序がなければ争いが起きます。秩序を乱すものは正されるのです。

 

年上の日本人全てが味方

なんとかしたい、どうしたらよいかわからない。

手を出すようなやり方は社会人ではリスクの方が大きいですし、ここまでブログを読んで頂いている皆さんなら当然そんな選択肢はないはずです。

武力、圧力を使わずに「言葉」を使って伝えるのです。

 

 

「失礼だぞ。年上に対してその言葉の使い方」

 

 

相手に敬語を使わすのではありません。

ポイントは年上のあなたに対して失礼である事実を伝えるのです。

人の行動は変わりません。人の言葉遣いをあなたが変えることはできません。

ただ、あなたに対する言動が失礼であることは伝えられます。

年上に対して失礼だと

年上の日本人全てが味方です。淡々と伝えれば良いのです。相手の反応を待つ必要もありません。

ただあなたに対する無礼な言動を、相手に伝えるだけです。

あなたが年上である以上、伝えて構いません。

あなたが年上である以上、年下からため口を使われる道理はありません。筋合いはありません。職場での役職なんて関係ありません。

無礼者に対して、遠慮する必要はありません。何度も言いますが、あなたは年上なのです。

伝えるべきか、迷った場合

まず伝えるべきか、放っておくべきかで悩まれる方が大半だと思います。

そんなときは、自分の尊厳が犯されているかどうかを判断基準にしてみてください。

「尊厳」はあなたが、あなたであるための個人が尊重される厳格なものです。それを脅かすことがあれば、自身の人格に傷をつけられ、人格を崩すことになります。

尊厳が脅かされるとき

では「尊厳を脅かす」とはどういったときでしょうか?

それはあなたの社会的地位やあなた自身があなたであるための心の持ちようが脅かされるとき、犯されたときです。

例えばあなたがあなたの友人や後輩、部下といるときにあなたより年下の第三者からため口を使われたらどうでしょうか?

あなたの社会的地位は犯されていますよね。社会的地位に対して敬意を払うことが日本人の礼儀です。

こんなときは迷わずその無礼者のため口くんに伝えましょう。

次に年下からため口を使われて不快な思いをしたとき、あなたの心の持ちようは脅かされていると言えるでしょう。

特に「今後もため口が続くだろう」と思った段階で伝えることを決意すると良いでしょう。決意することで、「次タメ口だったら、伝えよう」と行動に移しやすくなります。

年下のタメ口を受け入れる必要性とは

年下のため口くんと無理に接する必要はなんですか?

必要性が思いつかない方は、早めに失礼であることを伝えましょう。それ以上考える必要もないかと思います。

ため口を使われ続ければ、あなたは第三者に対して、ため口くんは気の知れた仲の良い関係になります。

しかもあなた自身、自分を納得させようと、「もう何度もため口きかれているし、仕方ないか」「こいつのタメ口は許そうかな」などなど、小さな言い訳を見つけ、あなたはあなた自身であるための心が、さらに犯されていき、最後には年下からため口を使われても問題ない存在になるでしょう。

自分を押し殺してまで相手のペースに合わせて対応していては、自分自身を否定することになりかねません

礼儀長
礼儀長
自分を押し殺してまで無礼者と話すくらいなら、あえて距離を置くことで、自分の尊厳を維持したほうがよいと思います。

心を見つめ、本心と対話すればわかるはずです。

最後に

私は無礼者に対して「失礼であることを伝える」と心に決めてから、自分のスタンスに迷いがなくなり「不快な思いをする状況に遭遇したら嫌だなぁ」という無駄な空想が消えました。

不快に感じるかどうかは、人それぞれですが、何かひとつでも得るものが見つかったのであれば、幸いです。

この他にもタメ口に関するブログを書いていますので、もしよろしければご参考にしてください。

https://www.reigi.jp/2022/04/11/tameguti/

https://www.reigi.jp/2022/01/05/tameguchi/

会社での役職が気になるかたはこちらを参考にしてみてください。

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礼儀長
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