初めて社外の人に挨拶するときは、会社の代表として接するわけですので、
適切な敬語を用いてあいさつができれば、緊張もほぐれるでしょう。
ここでは取引先とのはじめてのあいさつをご紹介します。
礼儀長
わたしはその場で最低3回は相手の名前を呼んでみることにしています。名前も覚えますし、何より親近感も深まり、緊張がほぐれます。
①初めてお目にかかります
「初めまして」と言うよりも相手に対して十分に敬意を表せるフレーズです。「お目にかかる」は「合う」の謙譲語です。
- 初めてお目にかかります。
- 一度お目にかかりたいと思っていました。
- お目にかかれて、うれしく存じます。
②わたくしは○○と申します
「言う」の謙譲語である「申す」
- はじめまして。▲▲社の○○と申します。
- ▲▲社営業部の○○と申します。
- ▲▲様からご紹介いただきました○○と申します。
- ▲▲建設の■■部長のご紹介で参りました、○○と申します。
- お電話で総務部の■■部長にお約束いただきました、○○と申します。
- 先日、お電話申し上げました○〇です。
礼儀長
名刺を渡すときは、たとえ名刺に名前が書いてあるとはいえ、社名と名前を伝えるのが礼儀です。
③失礼ですが、お名前を伺ってもよろしいでしようか
相手の名前を確認するときは、「失礼ですが」と断ってから、
- 申し遅れました、私○○と申します。失礼ですが、お名前を伺ってもよろしいでしょうか。
- 何度かお目にかかっているかと存じますが、お名前を伺ってもよろしいでしょうか。
礼儀長
相手の名前を尋ねるときは、自分の名前を先に伝えるのが礼儀ですね。
④ご高名は伺っております
その人と面識はなくとも、以前から噂や評判を聞いており、その分野において知名度の高い人物に対して添えると、敬意が伝わるフレーズです。
- かねてよりご高名は同っております。
礼儀長
名前を知っている程度であれば、「お名前はかねがね伺っておりました」で良いでしょう。
⑤お名前、なんとお読みすればよろしいでしょうか
相手の名前なので「お」をつけます。また「読む」に「お」をつけると丁寧になります。
- 失礼ですが、お名前なんとお読みすればよろしいでしょうか
- 由緒のありそうなご名字ですね。何とお読みするのですか。
相手の名字が珍しいときには「由緒のありそうなご名字ですね」などと使うと、聞かれた方も悪い気はしないはずです。
⑥どうぞよろしくお願いいたします
「よろしく」では敬意がない。
- 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
⑦これをご縁に、よろしくお願いします
これをきっかけに、よろしくお願いしますという交際の意思を告げるフレーズです。
- これをご縁に、よろしくお願いします。
- これをご縁に、何卒よろしくお願いいたします。
⑧今後とも、おつきあいのほどお願いいたします
上記同様にこれも今後の交際の意思を告げるフレーズです。
- 今後とも、おつきあいのほどお願いいたします。
礼儀長
最後までブログ見て頂きありがとうございます。「人は変えられません。でも自分は変われます。」 礼儀であなたの品格を磨きましょう!