社長秘書室課長
礼儀長(れいぎちょう)
礼儀長:愛知県出身、名古屋市在住。 「年上や目上の人に対し、敬意をもって接する事を信念に、礼儀を重んじて、敬語を追求してます。」
礼儀長のブログ

職場で年下からタメ口を使われたときの対処法 実践3選(メンタル編)

 

年下が年上の人に対してため口を使って話している。皆さんの職場で、そのような人はいませんか?

年下から、なれなれしく口をきかれたら、不快の念を抱きませんか?

自分の上司や目上の人が自分より年下の者からため口を使われているのを見たら、違和感を覚えませんか?

このような場面は私の会社でもよく見かける光景で、私自身25歳のときに中途社員として入社したので、年下からため口を使われることがあります。

礼儀長
礼儀長
別に親しくしたいとは思っていないし。ため口についても認めてない。

そう思って日々を過ごしていました。しかしここ最近は「なぜそう思はなければならないのか」と強く思うようになりました。

年下からのため口が気に入らない。年下からため口を使われると許せない。

なんとかしたい。などなど、年下のため口に悩まれている方は、ぜひこの礼儀長ブログを読んでみてください。

きっと解決策が見つかるはずです。

礼儀長
礼儀長
なぜなら、わたしはこの記事を書きたかったがために、このブログを立ち上げたのですから。

そして、結論から書きます。

それは失礼であることを伝えることです。

ではなぜ、失礼であることを伝えれば良いのか。どうやって伝えれば良いのか。4つの実践方法をもとに順を追って説明していきます。

 

年下からため口を使われたときの対応 実践4選

①不快な気持ちにならない環境をつくる

職場環境を変えるのってハードルが高いですよね。また職場環境を変えたとしても生きている以上、私たちは色んな人に出会います。でも環境をつくることは可能です。環境が変われば不快な思いをすることだってありません。

それは「ため口くん」に会わなければ良いのです。会わなければ話すこともありませんし、話しかけることもありません。

不快な思いになるのがわかっていて、接触する必要はありません。徹底して避けるべきです。

業務上「ため口くん」と関わりがあるのであれば、他の人に対応してもらいましょう。部下がいれば部下に対応してもらいます。業務分担の見直しも有効です。人員配置を変え、窓口を設置することだって出来ます。

どうしてもコンタクトを取らなければならない時はメールで対応します。メールだって、部下や他の人に対応してもらうことだってできます。

礼儀長
礼儀長
私の上司は自分の苦手な人への対応は一切コンタクトを取りません。全て部下(私)にやらせます。

 

重要なのは徹底して可能な限り回避できる環境をつくりあげることです。

でも部下がいなかったり、他の人で対応できない場合。メールを送っても、結局詳細の確認などで話をしないといけなかったり、そもそも人と接することが業務の人には難しいですね。

そんな方は「ため口くん」を無視してください。

とげこ
とげこ
そんな無責任な!

と思うかもしれませんが、業務上の会話でなければ、自信をもって無視して構いません。相手にしなくて良いのです。相手にするかどうか、それはあなたの選択範囲の行為です。

人間関係が悪化しないか、不安に思う方もいるかと思いますが、年上に対してため口を使い、あなたが毎回不快に思うのであれば、そんな「ため口くん」と表向き良好な関係を維持する必要もないでしょう。

ただ、悩まれている方は、業務上の接点があり「無視」が使えない方だと思います。次の対応を考えてみましょう。

②メンタルの強化

次の対応は自分のメンタルを鍛えることです。具体的には「ため口くん」からのため口の都度、無礼を気にしない。不快に思う自分の心を、不快に思わないようにすることです。不快に思うか思わないか。これは人それぞれです。

年齢とともに不快なことが不快と感じなくなるかと言えば、それはあらるゆ経験を積んでのこと、少しはあるかもしれませんが境地にたどり着くまでに時間がかかるかと思います。

早く境地にたどり着くにはやはり本がおすすめです。

不快感を覚えないために、私はメンタルを強化しようと、本を読みあさりました。

ではどんな本が良いか。

私は「ブッダの本」をおすすめします。

というのは、怒りをコントロールする「アンガーマネジメント系」の本は具体的な手法が書いてあるので即効性があって役立ちますが、突き詰めるところ真髄はブッタの教えです。

ちなみに私は仏教徒ではありませんが、実在していたブッダを尊敬しています。「超訳 ブッダの言葉」という本が読みやすかったです。

ブッダがいかに穏やかな心でいることを追求した人であることがわかるエピソードの一例をご紹介します。

何が起こっても動揺しない練習

君よ、もしも君の敵が君をつかまえて、のこぎりで君の手足を切断しようとするならば、手にも足にも激痛が走ることだろう。

手からも足からも身体的苦痛を送信する神経データが入力されてくるだろうけれどもその身体の苦痛データに対して心を反応させ、「イヤだー」と、心に怒り、すなわち反発心が生まれるならば、君は私の生徒ではなくなってしまう。

私の生徒であろうとする以上は、誰に何をされても怒らないように。

次のように練習すること。

「何が起こっても、心が動揺しないように練習しよう。怒りに駆られてネガティブな言葉を口にしないよう練習しよう。怒りを発生させず、いやな相手に対しても優しさと同情心によって接するよう練習しよう。その相手を、慈悲の念によって満たしてさらに、すべての生きとし生ける者たちを、無限の敵意なき慈悲の念によって満たせるよう練習しよう」と。

出典:超訳 ブッダの言葉(Discover)

ブッダって凄くないですか?

何が起こっても、心が動揺しないように練習したくなってきませんか?

ブッダなら、目下の者から失礼な言葉があっても、反応せず、不快感を覚えることはないでしょう。

礼儀長
礼儀長
「心の練習をしたい人」はぜひブッダの本を読んでみてください。

ご参考までに私が読んだ本を紹介します。特にアフィリエイト公告ではありませんので本のタイトル情報までとしております。

  • 超訳 ブッダの言葉(ディスカヴァークラシックシリーズ)
  • 反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」
  • 「怒り」が消える心のトレーニング

 

③ため口くんを受け入れる

次の対応は全面的に「ため口くん」を受け入れます。気にしないというメンタル強化的な部分もありますが、接するときの考え方、気の持ちかたです。「ため口くん」に対してこう考えてみてください。

ビジネスパーソンとして、最低限身につけないといけない「敬語が使えない未熟な人」「敬語が使えない哀れな人」「敬語が使えない可哀想な人」。

先程ご紹介したブッダのエピソードにもありますが

「怒りを発生させず、いやな相手に対しても優しさと同情心によって接するよう練習しよう。その相手を、慈悲の念によって満たしてさらに、すべての生きとし生ける者たちを、無限の敵意なき慈悲の念によって満たせるよう練習しよう」

あなたの「優しさ」と「同情心」そして「慈悲の念」を持って接するのです。

 

「慈悲」とは一般的に「情け、あわれみ、憐憫、慈しみ」の意味があります。

どうですか?

哀れな年下くん、とても可哀想ですよね。受け入れてみてください。

礼儀長
礼儀長
もちろん親しい関係になりたいと思って、タメ口を使うケースはありますよね。私は「プライベートで付き合いがある。または付き合っても良い。」を受け入れの判断基準にしてます。

職場でタメ口を使われたときの対処法(実践編)もオススメです。こちらもご検討ください。

https://www.reigi.jp/2022/04/11/tameguti/

礼儀長
礼儀長
最後までブログ見て頂きありがとうございます。「人は変えられません。でも自分は変われます。」 礼儀であなたの品格を磨きましょう!