ビジネスにおいては取引先の意向にそえない場合であっても、伝えなければならないことがあります。
言い辛い事もあるかもしれませんが、上司などと相談して会社で決定した事項です。あなたが心苦しく思う必要はありません。
会社対会社のビジネスです。
礼儀長
と言っても、伝えなければならないあなたは心苦しく思っていることを表現しなければ、相手に対して「礼」を失する事があります。
とくに何かを「断る」ときなどに大切なのは「本当に今回はごめんなさい」という気持ちで「申し訳ありませんが」と、丁寧な言葉を用いて謝ることで「誠意」が伝わることでしょう。
①あいにく
- あいにく、その日までに出荷できかねる状況です。
翌週ならば、お届けすることができるのですが、ご都合いかがでしょうか? - あいにく、その日は、別の予定が入っております。○
日意外でのご検討を頂けないでしょうか?
礼儀長
代替案を提案することで、あなたの誠意が伝わるでしょう。
②残念でございますが
- 誠に残念でございますが、御社のご提案を通すことができませんでした。次の機会には、ぜひお力をお借りしたいと存じます。
何とぞよろしくお願い申し上げます。 - 誠に残念でございますが、今回は、ご提案を見送ることになりました。また、日を改めてご説明にうかがいます。
③心苦しいのですが
- いつもお世話になっておりながら、ご意向にそえず、
心苦しいのですが、会社の決定事項として、当案件につきましては一旦白紙に戻させていただきます。
礼儀長
相手が一歩も引かず一方的に譲歩を迫ってきたとき使えるのが、「白紙」です。「白紙に戻す」と言うと、何も手が加わっていない元の状態に戻すという意味になり、すべてリセットです。いちからの検討です。
④ありがたいお話なのですが
- 本当にありがたいお話なのですが、ご意向にそえず、
申し訳ありません。また情勢も変わる事と存じております。次の機会にはぜひとも、再度ご提案頂けますと幸いです。
⑤お役に立ちたかったのですが
- お世話になっている〇〇様からのご依頼でしたので、お役に立ちたかったのですが、誠に申し訳ございません。
⑥ご意向にそえず
- 全力を尽くして上層部に掛け合いましたが、私どもの力不足で、ご意向にそえず、誠に申し訳ございません。
礼儀長
相手の提案が必要ないのであれば、「本日○○は外出しています」や「今日は時間がとれません」などの一時しのぎの対応はせず、提案に対して興味がないとはっきり伝えましょう。
⑦心ならずも
- 心ならずも○社とご一緒することとなりました。「心ならずも」とは、本心とは違う事態になったとき、不本意ながらという意味で用いられます。
礼儀長
最後までブログ見て頂きありがとうございます。「人は変えられません。でも自分は変われます。」 礼儀であなたの品格を磨きましょう!