社長秘書室課長
礼儀長(れいぎちょう)
礼儀長:愛知県出身、名古屋市在住。 「年上や目上の人に対し、敬意をもって接する事を信念に、礼儀を重んじて、敬語を追求してます。」
シーン別敬語

「○○様、お待ちしておりました。」接遇、受付での来客応対の基本マナーと言葉遣い25選

オフィスビルのロビーや事務所のカウンターに専属の受付スタッフを配置せず、呼び鈴や内線電話で取り次ぐ企業が増えていますね。

受付を専門で担当する方はもちろん受付対応をされる方は「おもてなし」受付での来客応対の基本マナーと言葉遣いを確認しておきましょう。

お客様が訪問される前にも、一度目を通しておくと不安もなくなるはずです。

①受付での来客応対の基本

取引先の人などが会社を訪ねてきたときの、基本的な対応です。受付は会社の顔です。会社を代表するような意識をもって、明るく丁寧な対応が求められます。

  1. 鏡でチェック!!身だしなみを整えておきます。
    秘書
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    おしゃれをするという意味ではありません。凝ったネイルだったり、派手なメイクだったという印象を残さず、個性を消すのがポイントです。
  2. 明るく、爽やかな笑顔でお客様を迎えます。
  3. 会社を代表しているという意識を持って接します。
  4. 発音ははっきりと相手に伝わる話し方をし、親切な応対を心がけます。
    秘書
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    いつもにこやかな笑顔で、キビキビと動き、ハキハキとした態度で応えましょう。
  5. お客様の名前、取り次ぎ先、用件を正確に聞き取り、迅速に担当者に伝えます。
    秘書
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    当日の応接予約一覧表などあれば、それと照らし合わせて確認しましょう。応対に迷ったときは、上司の判断を仰ぎます。

②お客様を迎えるときのフレーズ

  • いらっしゃいませ。
  • おはようございます。
  • ○○様でいらっしゃいますね。
  • 営業の○○をお訪ねでいらっしゃいますね。お待ちしておりました。
  • かしこまりました。
  • 恐れ入りますが、お客様のお名前をお聞かせ願えますか。
  • 恐れ入りますが、お客様のお名前を承ります。
秘書
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来客があることをあらかじめ聞いている場合は、「いらっしゃいませ。」「お待ちしておりました」「○○様でいらつしゃいますね。」と、にこやかに応対すると、担当者の配慮が伝わります。

③お客様を案内するときのマナー

案内をするときにもマナーがあります。一度覚えてしまえば、どのようなお客様を案内するときにも自信が持てます。

  1. お客様を案内するときには、お客様の1メートルほど先の斜め前を歩きます。
  2. 歩くスピードはお客様の歩調に合わせます。
    秘書
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    歩幅や歩調を合わせると、会話がしやすくなります。
  3. 進行方向を示す場合には、からだをお客様側に方向け、お客様から遠いほうの手で示します。
  4. エレベーターで案内するときには、「エレベーターはこちらでございます。」と向かう方向を示します。エレベーターのボタンを押し、ドアが開いたら、お客様に先に乗ってもらいます。
  5. 応接室の前まで案内し「こちらでございます」と、入る部屋を示します。
  6. 必ずノックをし、中に人がいないこと、または面会者がいないことを確認してから、お客様に入室してもらいます。
  7. まだ面会者が来ていない場合には「こちらでお待ちくださいませ」と言い、お客様を座ってもらう席まで案内します。
    秘書
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    面会者が中にいる場合には、面会者にバトンタッチします。

 

④お客様を案内するときのフレーズ

応接室への案内

  • どうぞこちらへ。応接室までご案内いたします。
  • 応接室へご案内いたします。
  • ただいま、応接室にご案内いたします。
  • 2階の応接室までご案内いたします。

エレベータへの誘導

  • エレベーターはこちらでございます。どうぞお乗りください。
  • どうぞお乗りください。お先に失礼します。
秘書
秘書
自分が先に乗って、相手を招き入れる場合は「お先に失礼します」と言ってからエレベーターに入ります。
  • ○○が23階でお迎えいたしますので、こちらのエレベーターで、23階までお上がりくださいませ。

入室時の案内

  • こちらにおかけになってお待ちください。
  • どうぞ中へお入りください。
  • 担当の者がまいりますので、しばらくお待ちください。
秘書
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退室の際のフレーズです。「しばらくお待ちください」と声をかけて、退室します。

⑤担当者を確認するとき

誰に用があるのかをたずねるときの言い方です。

  • どの者をお呼びいたしましょうか?
  • いらっしゃいませ。弊社のどの者にご用でいらっしゃいますか?
  • 担当はどの者でしょうか?

秘書
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「誰」の尊敬語にあたる「どちらさま」「どなた」を、自社の人間に対して使うのは誤りですので、「どの者」と聞きます。

⑥アポイントのある来客を迎えるとき

  • ○○様でいらっしゃいますね。お待ちしておりました。
  • お待ちしておりました。〇○様でいらっしゃいますね。
  • ○○様、お待ちしておりました。

秘書
秘書
約束があることがわかっていれば、あえて用件を聞く必要はありません。「お待ちしておりました」と告げれば、担当者と連携がとれていることが伝わり相手を安心させます。

⑦担当者に取り次ぐとき

  • ただいま、呼んでまいりますので、少々お待ちくださいませ。
  • 部長の○○でございますね。ただいま、○○に連絡いたしますので、少々お待ちいただけますか。
  • ○○が下りてまいりますので、少々お待ちくださいませ。

秘書
秘書
自分側の人間は呼び捨てにするのが原則です。役職をつけて呼ぶときは、「部長の○○」などと、役職のあとに名前を続けます。

⑧相手に名前をたずねるとき

  • 失礼ですが、お名前をお聞かせいただけますか?
  • 失礼ですが、御社名をお聞かせいただけますか?
  • お名前をうかがってもよろしいですか?
  • 失礼ですが、御社名をうかがってもよろしいですか?

⑨相手の名前を確認するとき

  • ○○社の○○様でいらつしやいますね。
  • いつもお世話になっております

⑩名刺を預かったとき

  • お預かりいたします。
  • 頂戴いたします。

⑪受付場所が違うとき

  • 恐れ入りますが、別館の受付でおたずねになってください。
  • 受付でお聞きになってください。

秘書
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「おたずねになられてください」「お聞きになられてください」は二重敬語なので注意してください。

⑫面会用紙に名前を記入してもらいたいとき

  • お手数ですがこちらの用紙に御社名とお名前をご記入ください。
  • こちらにお名前をご記入いただけますでしょうか?

秘書
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ご記入してください」の「して」は不要です。間遺いなので注意してください。

⑬来客の到着を告げるとき

  • 受付に、お客さまがいらっしゃいました。
  • お客さまがお越しになりました。
  • お客様がお見えになりました。

秘書
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「お見えになられる」は「お見えになる」に「られる」をつけた二重敬語ですので好ましくないので注意。

  • ○○様が応接室でお待ちです。
  • ○○様が応接室で待っていらっしゃいます。
  • ○○様を応接室にご案内いたしました。
  • ○○社の○○様がお見えになりました。
秘書
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打ち合わせ中に来客の到着を告げるときは「お話の途中で失礼いたします」などと前置きしてから、伝えます。

⑭担当者がすぐに来られないとき

  • ○○が5分ほどお待ちくださいと申しております。
  • 5分ほどお待ちいただけますでしょうか?
  • 申しわけございません。
  • 少々お待ちくださいませ。
  • 少々お待ちいただけますでしょうか?
  • お待たせして申しわけございません。様子を見てまいります。

秘書
秘書
申しわけございません」というクッション言葉を前置きし、依頼の形をとると丁寧で相手の了解を得やすくなります。

困ったときは「ただいま、上司を呼んでまいります」と伝えましょう。「お呼びします」は自分の上司を立てることになってしまい、お客様をたてていないので失礼にあたります。この場合は謙譲語を用いて「呼んでまいります」とし、お客さまを立てます。

⑮アポイントのない来客への対応

アポイントのあるお客さまと同様に接寧な対応で尋ねます。
  • 失礼ですが、どのようなご用件でしょうか?
  • よろしければ、ご用件をおうかがいいたします。
  • ただいま、確認をしてまいりますので、少々お待ちくださいませ。
  • 失礼ですがお約束はいただいておりますでしょうか?
  • 恐れ入りますが、お約束をいただいておりましたでしょうか?

秘書
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「失礼ですが」「恐れ入りますが」「よろしければ」などのクッション言葉をはさみ、いきなり用件をたずねるこののないよう丁寧な対応を心がけましょう。

⑯担当者に来客を告げるとき

  • 受付に、○○社の○○様とおっしゃる方がいらしています。
  • 受付に、○○社の○○様が受付にいらしています。
秘書
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どのような対応をすればいいのか、担当者に確認するときは「どうなさいますか?」「いかがいたしましょうか?」と続けて尋ね、担当者の判断を仰ぎましょう。

⑰取り次ぎをお断りするとき

  • まことに申しわけございませんが、お約束のない方のお取り次ぎはいたしかねます。
  • 本日は予定が入っており、お会いすることが難しくなっております。
秘書
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「申しわけございません」などのクッション言葉をはさみ、「いたしかねます」などの婉曲表現や「難しくなっております」など、ソフトな言い方を用いて丁寧に断ります。

⑱担当者が外出、打ち合わせ中のとき

  • あいにく○○は外出しております。○時には戻る予定となっておりますが、いかがいたしましょうか?
  • ○○ですが、あいにく外出しており、戻りの予定は18時過ぎとなっております。いかがいたしましょうか?
  • ○○はただいま、打ち合わせ中ですが、いかがいたしましようか?

秘書
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戻り時間を伝え、出直してもらうか相手の希望をうかがいます。

⑲担当者が休みのとき

  • 申しわけございません。あいにく担当の○○は、本日休みをとっております。

⑳着席をうながすとき

  • こちらにおかけになってお待ちください。
秘書
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上着などがあれば「よろしければ、コートをお預かりいたしましょうか?」とひとこと添えましょう。

㉑お茶をだすとき

 

呈茶時

  • お茶をお持ちいたしました。後ろから失礼いたします。
  • 相茶でございます。
秘書
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粗茶でございます」は、お茶を出すときの、へりくだった言い方です。お客さまの後からお茶を出すときは、「後ろから失礼いたします」の一言を忘れずに言いましょう。
  • アイスコーヒーをお持ちいたしました。
  • ホットコーヒーをお持ち致しました。砂糖とミルクはこちらからどうぞ。
  • おもたせで失礼ですが・・・

置き場所がない場合

書類などが広がっており、お茶を置く場所がわからないときは相手に許可を求め、スペースの確保を促します。

  • こちらに置かせていただいて、よろしいでしょうか?
  • どちらに置かせていただきましょうか?

秘書
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手土産などもらったお菓子をお茶と一緒に出すときは「おもたせで失礼ですが」とひとこと添えます。

㉒手土産をいただいたとき

  • ご丁寧にありがとうございます。では、頂戴いたします。
  • お気づかいいただき、ありがとうございます。

秘書
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せっかくなので」という表現は、喜んで受け取る気持ちが伝わりませんので注意しましょう。

㉓トイレの場所を案内するとき

  • ご案内いたします。
  • 廊下の突き当たりを左に曲がって、まっすぐお進みください。

秘書
秘書
案内しづらい場所であれば、「こ案内いたします」と申し出ます。

㉔雨が降ってきたとき

  • 雨が降ってまいりましたので、傘をお持ちください。
  • よろしければ、傘をお持ちになってください。ご返却は結構です。

㉕急ぎの用件を伝えるとき

打ち合わせ中の担当者への急ぎの用件を伝えるときのフレーズです。用件はメモで伝えましょう。

  • 部長、○○社の○○さんからお電話です。
  • お話し中、まことに申しわけありません。
  • 打ち合わせ中、失礼いたします。

秘書
秘書
話が途切れるタイミングを見計らって、「お話し中、申しわけありません」と切り出しましょう。

以上、受付担当者が覚えておきたい来客応対の基本マナーとフレーズでした。

礼儀長
礼儀長
最後までブログ見て頂きありがとうございます。「人は変えられません。でも自分は変われます。」 礼儀であなたの品格を磨きましょう!