司会は自分の敬語力を確かめ、披露できる絶好の機会です。
ここでは結婚披露宴の司会の台本シリーズの続編「主賓・媒酌人のあいさつ」をご紹介します。
敬語を学べば、人前で恥ずかしい思いをすることはありません。
堂々と自信をもって敬語力を披露しましょう。
媒酌人(ばいしゃくにん)のあいさつ
媒酌人は挙式、披露宴のみに立ち会う人で、挙式が滞りなく終わったことを披露宴で報告します。媒酌人は夫婦ふたりで務め、「ご媒酌人ご夫妻」と呼び、その他に披露宴での新郎新婦の紹介披露宴中の新郎新婦の身の回りのサポートを行ったりします。
例1
初めに、新郎新婦の門出にあたり、ご媒酌の労をお執りいただいた、しろくま礼儀カンパニー代表のしろくま礼儀長様より、おことばをいただきたいと存じます。
しろくま礼儀長様、よろしくお願いいたします。
新郎新婦、ご両家ご両親様は、ご起立をお願いいたします。
例2
それではまず、ご媒酌人のしろくま礼儀長様からご両家、ご両人をご紹介いただき、あわせてお祝いのおことばをちょうだいしたいと存じます。
しろくま礼儀長様は、新郎の勤務先でありますしろくま礼儀カンパニーの代表でいらつしゃいまして、新郎が入社以来、公私にわたってお世話になっている方でございます。
例3
それではご披露式を始めるにあたり、本日のご婚儀をご媒酌いただきましたしろくま礼儀長様からごあいさつをいただきます。
しろくま礼儀長様は新郎の上司で、公私ともにたいへんお世話になっているうえ、奥様が新婦のお母様のご友人ということで、深いつながりのある方でございます。
それでは、よろしくお願いいたします。
新郎側主賓のあいさつ
主賓は招いたゲスト(来賓)のうち、社会的地位が最も高く重要な人物にやってもらいます。主賓とは敬って言う言葉ですが「来賓の代表」という表現を用い、他の来賓へ配慮します。
例1
続きまして、ご来賓よりご祝辞をいただきたいと存じます。
初めに新郎側のご来賓を代表して、しろくま礼儀カンパニー代表のしろくま礼儀長様よりご祝辞を賜ります。
しろくま礼儀長様は新郎の勤務する会社の顧問であり、新郎にとくに期待してくださっています。
それではしろくま礼儀長様、お願いいたします。
例2
ただいまご媒酌人様からご報告いただきましたように、ひと組の新しい夫婦が誕生いたしました。
この生まれたての夫婦に、ご来賓の方々からお祝いと励ましのおことばをかけていただきたいと思います。
例3
それでは、本日ご列席腸りましたご来實の方々より、ご祝辞を頂戴致したいと存じます。
はじめに新郎側のご来賓を代表していただきまして、新郎の動務先であります、礼儀カンパニー 社長秘書室 室長の原ちから様にご祝辞をお願いいたします。
例4
桜家、紺藤家のご婚礼に際しましては、多くの方々にお運びをいただいておりますが、その方々を代表して、それぞれおひとかたから新郎新婦へのご祝辞を頂載したいと存じます。
まずは新郎側より、礼儀カンパニー 社長秘書室 室長の原ちから様にお願いいたします。
原様は新郎に一から仕事を教えられた、いわば新郎の勤務先の父親ともいえる方でいらっしゃいます。
どうぞ拍手を持ってお迎えください。
新婦側主賓のあいさつ
例1
(新郎側主賓のあいさつが終わって)
しろくま礼儀長様、心のこもったご祝辞ありがとうございました。
次に、新婦側のご来賓を代表しまして、新婦の勤務するONE商社の 鮪内営業部長より、お祝いのおことばをちょうだいしたいと存じます。
鮪内様は、新婦の上司でいらっしゃるとともに、同じアメリカ支社のご出身ということで、日ごろからひとかたならぬお世話になっている方でございます。では、鮪内様、よろしくお願いいたします。
鮪内様、心温まるおことば、ありがとうございました。ただでさえ熱い新郎新婦は、鮪内様の励ましにいっそう熱く燃えていることでしょう。
例2
(新郎側主賓のあいさつが終わって)
では、新婦側からもごあいさつをいただきましょう。
新婦側からは、新婦が勤務しているONE商社の営業部長でいらっしゃいます、鮪内 波平様にお願いしたいと存じます。
鮪内様は、新婦を娘のようにかわいがり、きょうは花嫁の父の心境だとおっしゃっていました。
どんなおことばが聞けますでしょうか。
では、鮪内様、よろしくお願いいたします。
例3
それでは次に、秘書さんの大学の先輩で、職場の上司でもあるONE商社の取締役 鏑流馬 ケンタ様に来資を代表して、ごあいさつを賜ります。
鏑流馬様は、おふたりの婚約の証人でもあるということですから、そのあたりの事情をお話しいただきましょう。
例4
引き続きまして、新婦側のこ来賓を代表いたしまして、新婦が勤務される「しろくま幼稚園」の園長であられるしろくま様にご祝辞を頂載いたしたいと存じます。
しろくま園長は開園より5000人近くの幼児を無事小学校に入学させ、多くの卒園生から父親のように慕われている先生であると同っています。
実は新婦もその卒園生のひとりで、幼稚園のころから、結婚するときはぜひしろくま園長に出席いただきたいと願っていたというお話です。本日、その夢が叶いましたね。それでは、しろくま園長、よろしくお願いいたします。
来賓代表のスピーチ
来賓とは、式典や会合に招かれてきたお客全員のことを敬って言う言葉です。
例1
では次に、ご来資の方からご祝辞をいただきます。
初めに、新郎の大学の先輩で、バスケットボール部でたいへんお世話になったという、竹下 太助様にお願いいたします。
(新郎側来資の祝辞が終わって)
竹下様、ありがとうございました。
続きまして、新婦側から現在の職場の上司、主任としてご活躍の金田 土佐子様に、ご祝辞をいただきます。
例2
引き続きまして、新婦が勤務きれる「ONE商社」の営業部長である鮪内波平様ににごあいさつを賜りたいと存じます。
例3
では、続きましてお客様からご祝辞をいただきます。
まずは、礼儀長君の高校の先輩で、空手部で活躍された松本 零様にお願いいたします。
礼儀長君が師と仰ぐ高校の空手部の先輩、松本 零様にお願いいたします。
なぜ師と仰ぐのか、そのあたりのお話をうかがえるのではないかと思います。
では、お願いいたします。
(来賓のスピーチが終わり)
礼儀長君が師と仰ぐのが納得するお話でしたね。
ありがとうございました。
例4
続いてもうおひと方、有田トゲコ様、お願いいたします。
有田様は、秘書さんが所属していた女子大学の乗馬部の監督さんでいらっしゃいます。
監督といっても、ご覧のようにすてきな方でございますから、秘書さんが今も慕い続けている理由がよくわかります。
きょうは、女の園ならではのエピソードをご披露いただけるのではと期待しています。
では、有田監督、お願いいたします。
例5
(新婦のお色直し中に行なう場合)
新婦が中座しているところ申しわけないのですが、お時間の都合がありますので、ここでご来資の方からご祝辞をいただきます。
ビデオに撮っておりますので、新婦にはのちほどゆっくり見てもらうことにします。
それでは、新郎の高校時代の恩師で、現在、北上市の教育長をお務めになっている三国伸吾様にお願いいたします。
例6
(新婦のお色直し中に行なう場合)
新婦が中座中ではございますが、スピーチをいただく予定になっている方が多数いらつしゃいますので、この時間を拝借して、新郎側のご来賓のなかから、高校時代の恩師でいらつしゃる北上市教育長の三国伸吾様より、ご祝辞を賜りたいと存じます。
新婦には、のちほどビデオでゆっくり見ていただきます。
来賓へのお礼のことば
- お心のこもった素晴らしいご祝辞を腸りまして、まことにありがとうございました。
- しろくま礼儀長様の温かい励ましのおことばが、若いふたりの心にしっかり刻みこきれたことでしよう。
- ご丁重なご祝辞、どうもありがとうございました。
- ふたりへの温かい励ましのことばを、ありがとうございます。
- 新婦の小学校時代の思い出を語っていただきながら、現在の仕事ぶりをお聞かせくださり、新婦・秘書さんの人柄がよくわかるエピソードをありがとうございました。
- 新郎新婦に代わりまして、お礼申し上げます。
- 新郎新婦になり代わりまして、厚く御礼を申し上げます。