社会人として、上司や取引先とのコミュニケーションは日々の業務に欠かせません。その中でも、相手の認識を確認する際の言い回しは、信頼関係を築く上で非常に重要です。本記事では、ビジネスシーンで役立つ「認識確認フレーズ」を9つご紹介します。
ここでは、相手へ確認するときのフレーズ9選を紹介します。
これらの「認識確認フレーズ」を適切に使いこなすことで、上司や取引先との信頼関係を築くことができます。また、ビジネスメールのスキル向上は、昇進や転職活動にも有利に働くでしょう。
①確認させていただきたいのですが〜
自分の理解が正しいかどうかを確認する際に使います。相手に対して丁寧な印象を与えることができます。
- 私の勝手な判断で誤解があるとご迷惑がかかりますので、確認させていただきたいのですが・・・。
- 私の理解が正しいかどうか、念のために確認させてください。
②~でしょうか
おおよその答えの見当はついているものの、念のため確認したいときに使えるフレーズです。
- 明日は東京駅集合でしょうか。
- ご請求は一式でよろしいでしょうか。
③〜ということですよね
相手のメールに曖昧な表現があり、内容の再確認をしたいときに使います。
- 来週末までに出荷できれば問題ないということですね。
- 合同研修には私は事務局として参加するということですね。
④〜という認識でよろしいでしょうか
自分の理解が正しいかどうかを尋ねる表現で、内容を再確認する際の丁寧なフレーズです。
- 失礼ですが、御社からは部長様を含めて3名のご来場という認識でよろしいでしょうか。
- 先月までに発注した分は価格改定に反映されないという認識でよろしいでしょうか。
⑤~という理解でよろしいでしょうか
相手に対して指摘するのではなく、自分の理解が間違っていないかを尋ねる表現です。
- 「今週まで」ということは、「金曜日の18時まで」という理解でよろしいでしょうか。
- 歓迎会には、社長にもご臨席いただけるという理解でよろしいでしょうか。
⑥~で間違いないでしょうか
間違いが許されない重要事項の確認に使うフレーズです。何度も質問するのはNGですので、一度で確認できるよう、質問事項はまとめておきましょう。
- 明日の商談場所は本社ではなく、第一工場で間違いないでしょうか。
- 昼食のご用意は30食で間違いないでしょうか。
- 〜と理解しておりますが、間違いはございませんでしょうか。
⑦~で問題ないでしょうか
自分の考えや要望を伝え、相手の許可を求めるときに使います。丁寧に確認できる表現です。
- 高速道路を使いますが、問題ないでしょうか。
- 次回の講演会ではプロジェクターを使わせていただきたいのですが、問題ないでしょうか。
⑧ご不明点はございませんでしょうか
説明後に、相手に不明点や疑問点がないかを尋ねる際に使います。相手が質問しやすい雰囲気を作ることができます。
- 先日の打ち合わせでご説明した仕様の内容について、ご不明な点はございませんでしょうか。
- 先週お送りしました提案書の概略について説明させていただきましたが、ご不明な点はございませんでしょうか。しろくま礼儀長まで遠慮なくお問い合わせください。
⑨私の理解不足により伺いたいことが○点ございます
質問箇所が複数ある場合に使えるフレーズです。クッション言葉を添えることで、より丁寧な印象を与えることができます。
- 申し訳ありませんが、私の理解不足により伺いたいことが3点ございます。
まとめ
同じ質問を繰り返すことはビジネスではマナー違反です。過去のメール、案内資料などを読み返すなどしっかり、調べてから質問しましょう。
- 文章をしっかりと読む/メモとる
- 過去のメール、案内文章などを読み返す
- 丁寧に質問する
取引先や目上の人のお話や指示は、一度で理解したいものですが、わかったフリをして仕事を進めるのはトラブルのもとです。不明点があれば、躊躇せず、認識を合わせた上で仕事に取り掛かりましょう。